登録有形文化財(建造物)南海ビル

登録年月日:2011.01.26

人の姿が絶えることがない、大阪ミナミのランドマーク

角を造らず、コリント式の壁付円柱とアーチの連続で壁面を構成

大阪市のメインストリートである御堂筋に面している

外装はテラコッタ(装飾用の素焼陶器)で張りつめている

「南海沿線のまつり」を題材としたモザイクアート

コメント

コメント

南海ビルが所在する難波エリアは、海外のお客さまにも大変人気があり、名物の「たこ焼き」や「串カツ」などの大阪グルメやショッピングを楽しむ方々でいつも賑わっています。また難波駅はスピリチュアルな雰囲気の高野山や仁徳天皇陵古墳などの世界遺産、ハイキングで人気の金剛山、関西空港から近く自然にも恵まれている犬鳴温泉など、見どころ満載な観光スポットへの出発地です。ぜひ南海沿線の観光地へ足を運んでみてください。

もっと見る

解説

「南海ビル」は、1885年12月に開業した南海なんば駅に併設される形で、1932年に竣工しました。高島屋大阪店を核店舗として、大阪市のメインストリートである御堂筋に面しており、SRC造8階地下2階建。外観はあえて角を造らず、飾り壺を戴くコリント式の壁付円柱とアーチの連続で壁面を構成、その外装をテラコッタ(装飾用の素焼陶器)で張りつめており、今なお偉容を誇っています。また、1972年~1980年にかけて行われた改装工事において正面庇の下に設置した壁画には、「南海沿線のまつり」を題材としたモザイクアートが描かれています。 一方、正面玄関付近は、関西地方のニュース冒頭にライブ映像として登場したり、街頭インタビュー取材が行われるなど、関西に居住する方にはとても馴染みのある風景となっています。大阪ミナミにおけるランドマークでもあり、竣工当時から老若男女を問わず人の姿が絶えることがありません。

解説を読んで内容が理解できましたか?

文化財情報

【時間】

-

【定休日】

-

【料金】

-

大阪府大阪市の文化財一覧に戻る